「ビッグコミックスピリッツ No.40」 95/09/25
熊本って好き?――「本当にいいところですよ。人情味があ
ふれてるし、住むにはいいところです。ただ、観光ではあん
まり来てほしくない。見るところないし、ダサイとか思われ
たらイヤだから。私、物心ついたころから、どうにかして熊
本を首都にしたいと思ってたんです。幕末にもうちょっとガ
ンバッテたら、首都になってたかもしれないんですよね。私
がその時代に生まれてたら、絶対熊本を首都にする自信があ
りましたね。それだけのパワーを私は持ってると思う。それ
くらい熊本好きです。名物ですか?“馬刺し”。メッチャお
いしいんですよ。なのに、東京の人にはなじみがないんです
ね。あんなにおいしいもの知らない人って、かわいそう」

水の中の八月

「見終わってからジーンと心に染み込む作品です。」 「私の演じる主人公は、高飛び込みの選手という設定なんです。その ため毎日泳いだり、筋力トレーニングに通ったりしたんです。友達 と一緒に遊べないのが辛くて、イヤイヤやってましたね。でも、撮影 が終わってみると、いい経験したというか、ガンバッタ甲斐がありまし た。ホントきれいなんですよ。いえ、私じゃなくて、映画がですよ」