「宝島 9/20号 No.330」 95/09/20 文/小松克彦
ちょっと(とっても)気になる マーベラスな女の子

帰ってきた

NIPPON美女ライブラリー

編集者、カメラマン、インタビュアーが独断と偏見で注目の美少女を紹介するとっても楽しいコー ナー。今回は前回の高橋玲奈チャンに続いて熊本からの美少女・小嶺麗奈チャンだ。 第7回

小嶺麗奈

Profile/Rena Komine ●こみねれな〜1980年7月19日熊本県生まれ。身長159.5cm(160cmは ないと本人の弁)。B77、W56、H83。趣味はスケボー。スポーツはバ ドミントンとバレーボール。特技はたくさん寝ること。好きな食べ物 はトマト。篠山紀信撮影の写真集「少女革命」(幻冬舎)でデビューし、 注目を浴びる。9月9日よりパルコパート3で公開される映画『水の 中の八月』で主人公・葉月泉を演じている。ドラマは『ハートにS』 などに出演。CMは資生堂すべすべ、SONYQbricなどに出演。スペ ースクラフト所属。 “両性具有”の美少女は大物感漂う女優の卵  九州は“美少女の宝庫”。なかでも熊本はいまもっともホットな美 少女“県”だ。これまでにも“脚”美少女の森高千里、“胸”美少女の 井上晴美などを誕生させているが、いま注目の美少女は前回のこのコ ーナーで紹介した高橋玲奈ちゃん、それに今回登場の、映画『水の中 の八月』でヒロインを演じている小嶺麗奈ちゃんだ。  麗奈ちゃんは両性具有のような子だ。カメラマンの前にいる彼女 は妖精のような美少女だが、インタビュアーの前にいる彼女は天使 のような美少年だ。つまり、カメラの前ではしとやかな彼女だが、 話をはじめると実によくしゃべる。 「私、熊本にいるときはホントにうるさいの。学校でも男の子とガ ンガン熊本弁で話していて、ほとんど女の子に見られていないの。 だから、よく男の子みたいに見られる。学校ではお仕事とか東京の 話は自分からは絶対しないようにしている。聞かれたら話すけど ……。それと、学校では標準語というか、東京弁も絶対話さない。 みんな標準語が嫌いなの。『東京に行って帰ってきたときに東京弁に なっていたら、お前は友だちじゃない』って言われているの」  熊本では元気少女の麗奈ちゃんだが、映画のヒロイン葉月泉はか なり神秘的な女の子だ。撮影はうまくいったのだろうか。 「う〜ん、演じることはやっているときは楽しくないの。でも、や り終わったあとがスゴク楽しい。演じているときは何も考えないで やっているの」  で、今後の抱負を聞いてみた。 「熊本は馬刺しもおいしいし、水もおいしいし、空気もおいしい。 でもお仕事するなら東京でしょ。熊本離れたくないけど、自分のや りたいこと見つけたから、高校からは東京に来るの」  大物の雰囲気が漂う“両性具有”の美少女は来年以降、我々の前で 変幻自在のその真価を発揮する。

みんな『水の中の八月』ばみてはいよ  映画は昨年の夏、猛暑で水不足の福岡で、1カ月合 宿しながら撮影された。「撮影は朝から晩まで行わ れたけど、凄く大変だった。高飛び込みは撮影のないと きに、一生懸命練習したんだけど、やっぱり好きには なれなかった」  でも、麗奈ちゃんの華麗な高飛び込み(!?)と水着 姿(!!)は必見だぜ!